2016年8月9日火曜日

ソニー、音楽定額を日本で再開か


 Spotifyに関するニュースがきてます。まず7月に日本でサービスを始めるって言ってたのですが、遅れて秋からスタートということです。日経がソースです。無料のプランもあり、画面に広告がつくそうで、有料版は980円だそうです。エイベックスやユニバーサルなどとも契約が合意したそうです。7月に来ると報じられていたので待っていたのですが結局来なかったので、呆れてもうAmazonプライムミュージックでいいや、って気持ちになってましたが、本当に秋から始まるそうです。と、言いながら結局また延期ということになったりしそうで、怖いのですがね。




 その日経の記事の中で気になったのが、Spotifyの日本開始に合わせて、ソニーが音楽定額サービスを再開するかもしれないという内容です。確定した情報という形での報道でないのですが、嬉しいニュースです。むしろこの話題を記事のトップに持ってきてもいいのではないかとも思いました。

 私は以前ソニーのミュージックUnlimitedというサービスを使っていて、いきなり終了したという苦い経験があります。その時、ソニーはSpotifyと組んで、プレイステーションミュージックというサービスをローンチするということを世界的に発表しました。もちろん、日本を除くといういつものパターンで。

 そのプレイステーションミュージックが日本で秋から始まるかもしれないということです。ただ、以前のミュージックUnlimited時代に比べると明らかに競争相手も増えて厳しい競争になると思います。私個人としてもAmazonプライムミュージックをほぼ無料で使っている状態なので、いまさらプレイステーションミュージックを使おうとは思いません。ただ、プレイステーション4やvitaの熱烈なユーザーからしたら魅力的なサービスに感じるかもしれません。

 秋といえば、プレイステーションはVRも始まりますし、FF15やペルソナ5など大作もたくさんリリースされます。この勢いのなかでのプレイステーションミュージックのローンチとなればそこそこインパクトはあるかもしれません。


2016年8月3日水曜日

Kindle Unlimitedには成人向けが思ったより多い



 Kindle Unlimitedが日本でも始まったということで、簡単な感想を書きます。




 まず、雑誌がKindle Unlimitedの対象になっているということです。実はですね、Kindle Unlimitedの報道は初期から追っていたのですが、雑誌が対象になるかについて曖昧な記載が多く、実際にどうなるか始まるまでわからなかったので、無事対象ということで安堵です。朝日新聞など書籍の記載しかないところがけっこうあったんですよ。これでdマガジンを解約できますね。

 あとですね、成人向けの本が思ったよりも多い印象を受けます。成人向けのコミックをダウンロードして読んで見ましたが、けっこう本格的でした。Amazonプレイムでビデオも見ているのですが、Amazonは成人向けに積極的でないイメージが合ったので、意外でした。もちろん、歓迎ですよ。


Kindle Unlimited日本開始の衝撃


 ついにKindle Unlimitedが日本でも始まりました。今年最大の注目サービスだと思っていたのでテンションが高めです。正直日本の将来を考えるとポケモンGOよりもKindle Unlimitedの方が遥かに重要であると思っています。




 料金などの詳細ももちろん分かったので、紹介します。月額980円で和書12万冊、洋書120万冊以上が読み放題です。電子書籍を扱うキンドルストアで対象となる作品に「キンドルアンリミテッド」のロゴを付けられています。和書はキンドルで販売する46万5千冊の約4分の1を対象ということなので当初は5万冊だと報じされていたので予想よりも充実したラインナップです。

 出版社はこれまで報じられてきたところ以外だと文芸春秋、新潮社、幻冬舎も参加します。ビジネス分野ではダイヤモンド社、東洋経済新報社、コミックでは白泉社や秋田書店、祥伝社も加わってます。心強いですね。

 書籍では「陽気なギャングが地球を回す」や「お金持ちの教科書」などのベストセラーが並ぶが、発売から半年以内の作品はほとんどなく雑誌も他社の読み放題サービスの人気作品が入っていないこともあるようで、コミックは人気作品の一部だけに限定して続きを読みたい人には購入を促す。例えばアニメが放映中の「orange」は1巻だけで、ドラマ化した「信長のシェフ」は1~3巻だけ読み放題です。この辺りは事前の報道通りという感じですが、今後の充実に期待です。

 アマゾンジャパン・キンドル事業部の友田雄介氏「現在、世界的にさまざまな娯楽サービスが出てきており、無料で楽しめる。ポケモンGOなどもそうだ。そうした中で本を読む時間は奪われていく。そこでどうするか。読み放題サービスなら、ユーザーは気になった本をどんどん手に取ってくれる。読書の時間を長くしていくことで、出版社や著者にもロイヤルティが入る。そうした仕組みに期待している」と話しており、娯楽の敵は娯楽ということで、出版業界も保守的になっていても他の娯楽に顧客を奪われるだけなので、積極的にでるべきだと言ってます。私もそう思います。

 米国ではアマゾンの読み放題の利用者は電子書籍の購入額が約3割増えたということで、アマゾンジャパンの友田雄介事業本部長は「既存の電子書籍の販売とは共存させる」と話す。読み放題で読まれた作品をランキングの上位に表示して販売の機会を広げるという。 

 予想はしていましたが、出版社や書店からは懸念の声も漏れるようです。丸善ジュンク堂書店の工藤恭孝社長は「読み放題に新刊や人気作品が多数出るようになれば、多くの書店に影響が出る。店頭で売れずに返本が増える可能性もある」と話しています。当然の反応だと思います。ただでさえ、紙の本の需要は減っていっている中で、定額の読み放題サービスが始まるわけですから。定額制というのは、電子媒体だからできる側面があるので、対抗するのはなかなか難しいですしね。

 今後Kindle Unlimitedが業界にどの程度の影響を与えるかは分かりませんが、大きな転換点になる可能性は秘めていると思います。

 これから実際にKindle Unlimitedを使っていきますので、そのレビューも書いていこうと思います。