2017年1月11日水曜日

ETFにはいろんな種類がある


 ETF(上場投資信託)について、今回はどんな銘柄があるかを簡単に紹介します。国内外も含めいろいろな投資会社がETFを作っています。日経平均株価に連動するETFは定番ですし、アメリカのダウや上海総合指数に連動するものもありますし、アメリカやアジアの債券の価格に連動したものもあります。




 とくに人気であるのが、レバレッジをかけたものやインバースと言われるものです。レバレッジとは「テコ」という意味ですが、例えば日経平均株価が上がったら、その上がった分の2倍動くという銘柄です。これにより、あまり資産がない人でもたくさんの投資をすることが可能になります。

 一方、インバースというのは日本語でいうと「逆」という意味ですが、例えば日経平均株価が上がったら、その上がった分と同じだけ下がる銘柄です。つまり今後日経平均株価が下がると予想する人にオススメの銘柄ということになります。

 このレバレッジやインバースという銘柄が人気であるということは、逆に言えば長期投資に向いているような銘柄は人気でないということでもあり、ETFという市場が少し歪んだ形で成長しているのかなと危惧している部分もあります。

 そのレバレッジやインバースという銘柄は、特殊な取引ということで、長期投資には向きません。なぜなら仕組み上、「減価」という問題が発生するからです。これは長く保有して株価が上がったり下がったりを経験していると少しずつ株価が下がっていくというものです。ですから、短期決戦向けなんで、だらだら持たないほうがいいです。

 私の好きなETFは、できるだけ利回りがよく、成長性のある銘柄を選んでいます。分配金が出ない銘柄は買いません。金や原油など、それそのものが何も産まないモノに連動するETFでは分配金はでません。あと、成長性のある銘柄を選んでいると言っても、どこか大きく成長するのかというのはなかなか予想するのは難しいので、できるだけ世界中の指標に連動したETFを満遍なく買っています。とりわけ、アメリカの株やリートや債券が大きな割合をしめています。

 自分でどのような割合でどの国に投資するかを考えるのはとても面白いです。しかも自分のスマホという掌から少額で投資が出来てしまうのです。素晴らしい時代に生まれたなと思いますね。


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