約10年前、グレーゾーン規制でノンバンクは窮地に陥りました。15%以上は駄目、ということになるとやっていけないという業者が廃業していきました。しかし、ネットを活かした低コストの貸付型のクラウドファンディングという形でノンバンクは復活しようとしています。
ソーシャルレンディングの業界としては、貸金業とかノンバンクとかという単語は古臭いイメージがどうしてもでてしまうので、クラウドファンディングとかソーシャルレンディングとかフィンテックという言葉を率先して使っているような感じがします。事実、金融とITの融合であることは偽りではありません。
既存のノンバンクとの違いは、貸す側も少額からできる利便性があります。少ない金額を多くの人からというクラウドファンディングの理念は既存のノンバンクとの大きな違いです。
借りる側にしても、米国の不動産からカメルーンの人々への貸付など多様で、既存のノンバンクが不採算とみなしていたような案件でもネットによる低コストを駆使して貸し付けることができるようになりました。
金余りの日本にいたら理解しづらいですが、世界には資金が足りなく有望な投資があるのに実行できない案件がたくさんあります。その架け橋のなるソーシャルレンディングに今後も期待したいです。
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