2017年4月4日火曜日

[FX] 南アフリカランド急落



FXをやっている人なら、高利回り通貨として投資している人も多いかと思われる南アフリカのランドですが、急落しています。実は私もここにスワップポイント目的で投資していますので、他人事ではありません。以下は日経新聞の引用。

 南アフリカの通貨ランドが下げ足を強めている。日本時間4日には一時1ドル=13.9ランド近辺と1月中旬以来、約2カ月半ぶりの安値まで売られた。金融市場の信認が厚かった南アフリカのゴーダン財務相が3月末にズマ大統領によって更迭されるなど同国の政局が混乱しているためだ。27日に付けた直近の高値水準(1ドル=12.3ランド近辺)と比べて1割安い。
 南ア政府の経済・財政改革の実行能力に疑問が出てきたとして米格付け会社S&Pグローバルは3日、南アの外貨建て国債の格付けを投機的水準である「ダブルBプラス」へ1段階引き下げた。投機的水準への転落は2000年以来、約17年ぶりとなる。米格付け会社ムーティーズ・インベスターズ・サービスも同日、長期債務格付けの格付けを見直すと発表。格付け会社フィッチ・レーティングスも昨年11月以降、投資適格級の最低水準から投機的水準への格下げを検討している。
 「ゴーダン前財務相の存在は格付け維持の『最後のとりで』だった」。第一生命経済研究所の西浜徹・主席エコノミストはこう説明する。金融市場の信頼を得るべく財政健全化を推し進めてきたゴーダン氏不在の影響は大きく、S&Pに続きムーディーズかフィッチが投機的水準への格下げに動くのも時間の問題だと指摘する。
 SMBC日興証券の平山氏は「ランド相場は1ドル=15ランド近辺まで下落する可能性がある」と予想する。内閣改造の混乱が比較的早期に収束したとしても、与党が分裂の危機にある状況下では経済政策も前に進みにくい。このところの国際商品市場の回復は資源国である同国の経済や通貨にとってプラス要因ではあるが、ランド相場の低迷はしばらく続きそうだ。



新興国の高金利通貨が不安定なのは常なので急落は覚悟はしていましたし、リスクマネージメントもしているので、大きな損失を受けているわけではありません。売り建てだと逆に利益になっておりのですが、金利が高いので買い建てで長期投資をしている人のが多いのではないでしょうか。

南アフリカのランドは投資単価が低いので、少ない金額で投資ができます。そのため私の南アフリカへの投資はそんなに多くないです。ただ、私みたいなスワップポイント目的の投資家としては、絶好の買い場であるとの認識です。問題はいつまで下がるかということだと思います。

このまま何年に渡って減価していくのか、明日急騰するのかはわかりません。ですから、少しずつナンピンしていって、平均取得単価を下げていくことが賢明かと思います。ですから、買いたい気持ちをできるだけ抑えながら、大きく落ちる度に買い増していこうと思います。

南アフリカのランドは危険な通貨ですが、高金利という魅了があります。投資家としての腕の見せ所です。 


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