2017年1月17日火曜日

ソーシャルレンディングの投資効率を高めるためには(1)


 貸付型クラウドファンディングであるソーシャルレンディングは債券投資ということなんですが、債券投資は、株やFXと違って元本は動きません。でしたら、投資効率を高めるには何が必要なんでしょうか。再投資をするという前提でいうと私は償還までの期間だと思っています。




 まず、ソーシャルレンディングというのは、国や大企業が発行する債券よりもリスクが高く利回りもいいです。ですからリスクを回避するために償還までの期間が短い案件が人気です。期間は1ヶ月のものや3年のものもあります。私はリスクが許す限りにおいて償還までの期間は長いほうが投資効率はよいと思います。

 まず、理由としては、ソーシャルレンディングには待機期間というものがあります。これは案件の募集があって実際に金利が発生する時までの期間をいいます。このお金を投入してそれが実際に運用されるまでの期間というのは、かなりムダな時間であってほとんど何も産んでない期間となります。この期間は運営会社などによってことなりますが、タイミングによっては一ヶ月以上のものもあります。

 つまり、頻繁に償還がきて再投資をするというサイクルだと、どうしてもこの待機期間を何度も待たなくてはならなく、その期間の投資ができないからです。ですから、できるだけ償還までの期間が長い案件で回していった方が投資効率はいいと思います。

 その他にも、ソーシャルレンディングは繰上償還がとても多いのが特徴です。繰上償還は償還期間が終わってないのに、早めにお金が返ってくることです。これははやくお金が返ってきて嬉しいような気もしますが、分配金も少なくなります。再投資をすることを前提でいうと償還されたら次の案件を探さないといけなくまた待機期間で待たないといけない状態になります。

 繰上償還でいえば、12ヶ月の案件だけど、6ヶ月で償還されたというのはよくあります。ですから、できるだけ投資期間が長い案件であるぐらいの方が繰上償還がきて程よい投資期間になることが多いです。



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