2017年3月27日月曜日

ロボアドはITリテラシーが高く金融リテラシーが低い人向け


ITと金融の融合であるフィンテックには、クラウドファンディングが有名ですが、ロボアド(ロボットアドバイザー)も熱いです。ロボアドは金融リテラシーが低いけどITリテラシーが高い人は特に注目です。



ロボアドは、経済や会計など株や債券などに関連する知識がなくても、その人の資産レベルや性格に合わした資産運用をある程度自動的にしてくれる優れものです。もともとプロ向けにはあったのですが、個人投資家でも利用する時代になってきました。

投資家は、予め自分の資産運用の大きな方針やお金に対する考え方などをロボットのアドバイザーに伝えます。そして、そのロボットのアドバイザーがその人にあったポートフォリオを構築してくれます。

投資対象は、どの会社のロボアドを使うかによって変わってきます。例えばSBIと提携しているウェルスナビは米国のETF(上場投資信託)が対象で、楽天証券なら日本の投資信託が対象です。

ロボアドをマクロ的視点で私が思うメリットとして、

1,市場参加者が増えることです。日本において株を含めたリスクのある資産運用というのは、米国と比べると一般的ではありません。マイナス金利でも、投資家が増えているという感触はあまりないです。もし、その理由が何を買ったらいいのかわからない、そんな売買する時間はない、というものであるならロボアドはオススメです。

2,スマホ投資家が増えることです。ロボアドはフィンテックということで、スマホとの相性が抜群です。ですので、最新のITサービスとして、資産運用を捉えることができるようになり、スマホの大きなコンテンツとして成長するかもしれないことです。

3,こんだけオススメしていて変な話ですが私はロボアドは使いません。なぜかというと、自分で考えて自分の判断で運用したいからです。つまり、ロボアドが株デビューのきっかけになり、本格的な投資家になる人が増えていくことです。価格の変動リスクは、慣れてくると生活の一部になりますし、長くやっているとこの株に投資したいという気持ちも大きくなってきます。そうなれば、ロボアドではなく自分で判断する投資家になるかもしれません。

0 件のコメント:

コメントを投稿