2016年6月17日金曜日

ソニーはスマホの次のためにスマホは続ける



 ソニーはまだスマホを続けるという意志をもっているそうです。

「 「スマホの次」経営陣で議論、リーダーシップとりたい=ソニー社長 http://ift.tt/1sIIdAc ロイター 」

 私は、AndroidもiPhoneも使っているんですが、一番のメインディバイスはソニーのXPERIA Z5です。ですから、もし家が火事になってたくさんあるディバイスから一つだけ外に持っていけるならXPERIA Z5を選びます。




 ですが、ご存知のようにソニーのスマホ事業は芳しくなく、少し前にエリクソン関連で大規模な減損をして大赤字の原因になりましたし、今でもなんとかして黒字に持っていけるかどうかの次元の部門です。

 ソニーのようなハイエンド向けのスマホは、すでに先進国では需要が飽和してきてますし、新興国向けは価格競争力などもなく、短期的にも長期的もはやく撤退したほうがいいんでないかという意見は、専門家や株主などからもあります。

 私としては、日本の企業が開発する貴重なスマホであり、デザインやプレイステーションとの連動など高い付加価値はもっているので応援はしています。ただ、最近発表するスマホはソニーだけでの話ではありませんが、あまり代わり映えしない機種が多く、本気度は伝わってきません。逆にVRなどプレイステーションへのやる気はバンバン伝わってきます。

 ですので、いつ撤退の日が来てもおかしくないと覚悟はしています。

 そんな中、上記の記事にあったように、コミュニケーションという普遍的なニーズは変わらないなかで、スマホの次の形を見据えてスマホは続けていくということを言ってくれました。一度事業をやめてしまったら、その企業はもうノウハウを蓄積することはできず、次のスタートでも出遅れてしまうということなんでしょう。

 ただ、スマホの次、といういうのはどの企業も言っていることなんで、どれだけ実現できるかという話になります。しかし、だからこそソニーに期待している部分でもあります。

 VRが盛り上がりつつありますが、もしかしたらこれを軸に次のスマホが生まれるかもしれません。その時はVRのノウハウがあるソニーが優位になります。

 みなさんはスマホを使いたくてスマホを使っているわけでなく、コミュニケーションや情報収集などの手段にすぎないと思います。スマホの次をソニーは実現できるのでしょうかね、期待しましょう。


0 件のコメント:

コメントを投稿