iMessageのAndroidアプリの提供は噂になってましたが、けっこう絶望的な感じです。
「 Appleの幹部、「iMessage for Android」をリリースしない理由を語
理由は、今後のAIの学習のための十分なデータ数を持ってることと、独占するからこそ、デバイスの販売に役に立つと書いてます。
が、これを、流石アップルだ、と納得する人は多くないんじゃないでしょうか。日本ならまだしも、世界的なスマホのシェアはすでのAndroidがかなりの部分を握っている現状で、ネットワーク外部性が非常に重要になってくるコミュニケーションツールをOSで縛るというのは少し理解できません。
世界的にラインを筆頭に大きなメッセージアプリはありますが、その中でアップルは後発的な立場であり、かつプラットフォームを握っているという意味で独占的な立場でもあります。
ここはむしろ腰を低くしてできるだけいろんな形でサービスを提供し、かつ、その独占的な立場をうまく利用すればかなり良い線を行けそうと思うのですが。多少不便でもアップルのサービスだから使ってもらえるという立場であるので。
アップルミュージックがAndroidアプリで登場したときは、驚きでしたし、正しい判断だと思いました。そして、これからicloudなどいろんなサービスをオープン化していくんだなと思ってました。ですから、今回の発言は少し残念ですね。
メッセージアプリはそのサービスが優秀か以上に周りがどれだけ使っているかで優劣が決まるんで、すべてのユーザーはiPhoneになるぐらいのことが起こらないと普及しません。まあ、日本の学生ならiPhone率が特に高そうなんでイケる感じもありますが、ただ、そう言う層はきめ細かいサービスを要求してくる層でもあるんで、その辺はラインなどの方がうまくやっていけそうな感じもします。
私はラインを使ってますし嫌いじゃないんですが、そろそろ飽きてきたのでネクスト・ラインを待ってます。もうラインなんて使う必要ないよね、と思えるほどのサービスが生まれてほしいですし、それは人類のとってのかなりのイノベーションになっていると思います。なにせ、これだけみんなが使っているラインを無にするようなサービスなんですから。
そんなサービスになることをiMessageに期待していたんですが、Androidに開放しないなら厳しいと思います。iPhoneだけで使えるプレミアム感もあるんですが、メッセージアプリでそれは二の次です。
ラインを超えるサービスはいつ出るのか。ラインが出てきたタイミングがスマホの普及と連動してました。ということは、今のスマホの形が変わっていくタイミングでライン超えはくるんでしょうかね。
人類の英知が試されますね。
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