2016年6月25日土曜日

スマホでゲームするくらいならスマホで株をしよう(6)



 スマホで投資をする文化を醸成し、日本を金融立国にしようというコラムです。




 私の読みも外れて英国がEUを離脱だそうです。その結果、円がどの国の通貨に対しても急速に価値を高めており対ポンドや対ユーロはかなり急騰していますし、困ったときの円買いということで、円高もグイグイきて99円を突破しました。日本経済は良くも悪くも低位安定ということで、円の安心感はどの通貨よりもあるからです。

 私は残留を前提として投資スタンスでしたので、投資のポートフォリオは悪化しました。しかし、離脱も想定していたので、怯まずかなり割安と思える銘柄は日経平均が1200円も急落するとたくさんでてくるので買い増しもしています。取得銘柄の平均取得価額を下げる絶好の機会だからです。買い増し意欲が強い時は、むしろもっと下がってくれと願うこともよくあります。

 まず、投資の基本スタンスは分散投資です。特に長期投資をしている場合は分配金がメインになってくるので、できるだけ分配金は多くして、投資先の変動を少なくするのがポイントです。理論上、分散投資をするとある銘柄は高くなっても、ある銘柄は安くなり結局損益ゼロになり、変動はゼロなんだけど、分配金はおいしく貰えるという戦略です。

 分散の代表といえば、例えば円高で損失がでる会社や産業と円安で損失がでる会社や産業に同時に投資をすると為替のリスクをヘッジすることができます。そんな感じである事象に対して相反する反応をするであろう銘柄を同じ割合で買っていくことで、分配金を増やして変動は最小化することができます。

 どの銘柄を買い揃えれば分散が少なくなってくるのかをいろいろな銘柄を見比べることは個人的には楽しいです。実はもう分散を目的としたETFはあります、それを買ってしまうのもありです。英国のEU離脱で日経平均は8%ぐらい下落しましたが、そのETFは6%ぐらいの下落でした。もちろん上昇するときは、あんまり上昇しませんが、変動は軽減できています。6%は少ないと思う方もいるかもしれませんが、分散しそうな銘柄をできるだけ増やすことで分散の度合いは大きくなります。例えば金のETFも買っておくと危機の時に日経平均と逆の動きをすることがよくあります。ただ、金のETFは分配金がでないので注意です。

 あとは、ポートフォリオを超えた分散戦略です。例えば、私は投資では円高は明らかにマイナスになるポートフォリオを組んでます。これは分散戦略の観点から間違っていますが、実際の生活は輸入に依存しており、円高はメリットです。ですから、投資の成果と実際の生活で為替の影響をヘッジして事実上分散をしています。

 ですから、今は円高で投資のポートフォリオは傷んでますが、実際の生活での買い物は安くなってます。例えば、スマホやアプリは輸入がほとんどなので安く買えます。もし、投資をしていなかった円安はデメリットだらけだったでしょう。

 つまり、私が言いたいことは、長期投資するなら分配金を増やして分散をなくしていくことが重要であり、分散は自分の生活スタイルに合わせて柔軟に設定したら面白いですよってことです。



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